江藤農相は14日の閣議後の記者会見で、100万トンを目安に保管する政府貯蓄米のうち21万トンを放出すると正式に発表しました。
まずは15万トンを放出しこのうち10万トンを2024年産米、5万トンを23年産米として3月初めに入札公告を実施して同月半ばに集荷業者への引き渡しを始めるみたいです。その後小売店の店頭に並ぶみたいですね。
貯蓄米放出によりお米の価格安定につながるのか?
農林水産省がまとめた全国およそ1000のスーパーの平均店頭価格は去年9月以降、5キロあたり3000円を上回る水準みたいです。1月26日までの1週間では5キロあたりの平均で3650円と前の年の同じ時期に比べて1619円、率にして79.7%値上がりしてこれまでで最も高くなっています。
2月7日の閣議のあとの会見のなかで江藤農林水産大臣は「備蓄米の活用について総理から早急に進めるよう指示があり、実施に向けた準備を急がせている」と述べ、政府の備蓄米をできるだけ早く放出する考えを明らかにしたみたいで、早ければ来週にも入札で売り渡す数量など概要を示して、その後にJAなど集荷業者を対象に参加を募って入札を行った上で備蓄米を売り渡す予定みたいですが、入札や売り渡しの具体的な時期は未定だとしています。
一部の個人や業者が売り渋りをしていて価格は上がった?
青井実キャスター:
新米も不作ではなかったということは、お米の量が足りていたと考えたりするわけで、取り合いだったり売り渋りで値段が上がり続けていた可能性もあるわけですよね。そんな中で今回、備蓄米の指針を見直したわけですが、その理由について農林水産省は「先週31日に新たなルールが決まった」としたうえで、「流通の根詰まりを解消し、2024年のような、スーパーにお米がない状況を予防するため」と説明しています。
都内のお米の仲卸業者によりますと、1月24日に政府が備蓄米の放出の準備を表明したタイミングで、卸売価格の上昇率が少しの間だけ緩やかになったといいます。
もしかすると売り渋りをしていた人が、価格が下がるかもしれないということで急いで手放したため下がった可能性もあるということですが、ただこれもすぐに元の上昇率に戻ってしまったということです
ポイントは放出される量だといいます。
もし備蓄米の放出量が少なかった場合、売り渋りする業者が米を手放せば価格は横ばいになります。売り渋りの業者が手放さなければ上昇傾向になります。一方で備蓄米を放出する量が多ければ、価格が下落する、こういったことが考えられるということです。
【解説】お米の高止まりついに解消?備蓄米の放出が可能に…なかなか放出されなかった背景は「新米も不作ではなかった」“売り渋り”あったのでは見方も|FNNプライムオンライン
そもそも米不足がなぜ起きたのか?
去年の複数の要因が重なった結果発生したと考えられます。
天候不順が大きな影響を与え、梅雨時期の長雨と高温による影響で全国的に収量が減少し加えて、米の品質にも影響を与えたために流通する米の量が大きく減ることとなりました。
政府の農政が需給バランスを誤ったことも要因の一つであり、日本では過去に米余りが問題となっていたので、長年にわたり減反政策が続けられていました。
そのために、主食用米の生産量は毎年減少しており需給のバランスがギリギリの状態になっていて、そこにインバウンド需要の回復や家庭消費の増加が重なって需要バランスが崩れてしまったのです。
2025年夏頃には米不足が起こる?
米不足は今年の作況次第で大きく変わります。
政府は貯蓄米放出を決定しましたが、それでも市場の供給がすぐに安定するわけではありません。
また今年の気象条件も懸念されていて、去年は梅雨時期の日照不足や夏の高温が影響しましたが、
今年も異常気象が発生すればさらなる供給不足が発生する可能性があります。
そのためには、長期的な備蓄の見直しや安定供給を可能にする農業政策の改革が求められます。
現在の流通状況を見ると、米は一部の地域では品薄状態が続いていて、特に都市部のスーパーでは入荷のタイミングによっては売り切れが頻発してて、消費者が購入を急ぐ動きもみられてます。
大手の卸売業者や業務用米を取り扱う業者は確保に動いているので、外食産業向けにはある程度の供給が維持されているようです。
政府が貯蓄米制度を変更したことで、一部の業者は今後の供給改善を見込んでいますが、流通の正常化には時間がかかるので今年も米不足の影響が高いと思われます。
まとめ
価格安定には時間がかかると予想されるためなるべくお得に安定的に購入するには、大手スーパーや量産店で特売日を狙うことで比較的に安く購入できる場合があったり、ネット通販で定期購入を利用すれば割引が受けられる場合があり、価格変動が激しい今の状況ではいい選択かもしれません。
また、地元の農業や直売所を利用することで流通コストが抑えられ市場価格よりも安く購入できる場合がありますし、ふるさと納税を活用することで返礼品としてお米を受け取ることができれば、節約にもつながります。
私はネット通販で毎月10キロを定期購入していて、割引されてポイントも貯まっていってます。
購入しに行く手間も省けますし重たいお米を運ばなくていいですし私は助かっていますが、早くお米の価格が安定することを願っています。